Friday, July 11, 2025 7:17 AM

2025年の「米国車度」評価、テスラが上位4車独占

 Cars.comは、米国で製造された車の「米国製度」を評価する指標「American-Made Index」を発表し、25年はテスラの4モデルを含む6種のEVが上位10車に入った。

 オートモーティブ・ニュースによると、米国製指標調査は、自動車製造が米経済に与える影響を測る目的で毎年実施されている。米国およびカナダ製部品の構成比、最終組み立ての場所、エンジンとトランスミッションの原産国、米国の自動車製造雇用への貢献度を基準に順位を決めている。

 25年は「モデル3」を筆頭に、「モデルY」「モデルS」「モデルX」とテスラが上位4車を独占した。トップ10ではほかに、起亜「EV6」(6位)とVW「ID4」(10位)の2車がEVモデルだった。

 部品の国内調達率は「EV6」が約80%と最も高かったが、他の要因により総合評価では上位5車に及ばなかった。

 調査対象となった全99モデルのうち、67は国際ブランドだった。最も多かったのは15モデルのGMで、トヨタ(14)、フォード(13)、ホンダ(13)と続いた。

 デトロイト3(GM、フォード、ステランティス)のうち、トップ20に入ったのは「ジープ・グラディエイター」(5位)、「ジープ・ラングラー」、「シボレー・コロラド」の3モデルのみだった。

 州別で最も多く製造されたのはアラバマ(17)で、南部の自動車産業の成長を裏付けている。

 最も順位を上げたモデルは、トランスミッションをすべて米国で製造しているトヨタの「カローラクロス・ハイブリッド」で、前年の66位から18位に急上昇した。

 一方、トヨタの「RAV4ハイブリッド」は65位から99位と最大の下落を記録した。