Wednesday, June 15, 2016 6:11 PM

シリア空爆停止を要求か テレビ局に「私が銃撃犯」

 フロリダ州オーランドの銃乱射事件で、オマル・マティーン容疑者(29)が現場で射殺される前に警察と電話で話した際、「シリアでの『イスラム国』(IS)への空爆をやめるべきだ」と訴えていたことが分かった。生存者の証言を主要メディアが15日報じた。

 容疑者とみられる男が地元テレビ局に現場から電話し「私が銃撃犯だ」とアピールしていたことも判明。米国の対テロ戦への不満を訴えることが動機の一つだった可能性がでてきた。容疑者が警察との電話でISへの忠誠を誓っていたことは既に分かっている。

 連邦捜査局(FBI)は15日までに、容疑者の妻を事情聴取した。妻は犯行計画を事前に知っていたとの趣旨の説明をしており、近く訴追される可能性がある。当局は関係者の聴取をさらに進め、現場などから集めた証拠の精査と併せて、犯行に至った経緯や動機を徹底捜査する方針。(共同)