Tuesday, January 06, 2026 7:04 AM

モービルアイ、米自動車大手と契約〜生産見通し拡大

 インテル傘下の自動運転システム開発大手モービルアイ(Mobileye、イスラエル)は5日、米大手自動車メーカーに次世代型自動運転支援用半導体チップ「EyeQ6H」搭載のシステムを供給する契約を結んだと発表した。メーカー名は非公表だが、米国の上位10社に入る企業で、量販車から高級車まで数百万台にモービルアイのシステムを標準装備する。

 ロイターによると、この契約により、EyeQ6Hベースの先進運転支援システム(ADAS)「Surround ADAS」の納品数は今後1900万ユニットを超える見通しとなった。そのうち今回契約したメーカー向けは約900万ユニットで、ほかに3月に発表したフォルクスワーゲン(VW)グループとの既存契約が含まれる。

 米国と欧州では、高速道路でのハンズフリー(手放し)運転技術が急速に進展しており、自動車メーカー間の競争で先進運転支援システム(ADAS)の導入が加速している。

 完全自動運転車(AV)の商用化は予想よりも遅れているが、モービルアイは短期的な成長の原動力としてADASを重視する姿勢を強めている。

 Surround ADASは、一部の高速道路で前方注視(アイズオン)によるハンズフリー運転を可能にするシステムで、複数の運転機能と安全機能を単一のチップと電子制御ユニットに統合するよう設計されており、ますます複雑化する車載電子機器の簡素化を目指す自動車メーカー各社のコスト削減に貢献する。

 モービルアイによると、このシステムは複数のカメラ、レーダー、クラウドソーシングによる道路地図データを組み合わせることで、自動車線変更、渋滞支援、高速道路での割り込み保護などの機能をサポートするとともに、無線によるソフトウェアアップデートも可能にする。