Wednesday, March 01, 2017 10:06 AM

AT&TとGE、スマート都市事業で提携〜IoTプラットフォームでサービスを拡大

 AT&Tとカレント(Current)は、米国とメキシコの複数のスマート都市をIoT(Internet of Things)プラットフォームに接続する独占契約を結んだ。カレントは、エネルギー効率化技術を手がけるGE傘下企業。

 AT&Tはスマート都市関連の事業部門を2015年に立ち上げており、一方のGEは、IIoT(Industrial Internet of Things)向けデータ分析プラットフォーム「プリディックス(Predix)」を基盤としたIoT戦略を推進している。

 AT&TとGEの発表によると、今回の提携では、AT&Tがプリディックスを活用してスマート都市関連のサービスを拡大する。たとえば、屋外のLED照明を使ってデジタル社会基盤網を構築し、渋滞や駐車場の管理、路上での銃発砲音の検知、空気質の監視、気象関連の警報発信に役立てられる可能性がある。

 「インテリジェント照明は、スマート都市で非常に大きな役割を果たす。カレントの協力によって、既存の照明基幹設備を検知器網に安全に接続できるようになる」と、AT&TのIoT事業部門責任者クリス・ペンローズ氏は説明している。

 AT&Tとカレントは以前から協力関係にある。カレントは最近、サンディエゴ市の数千個という屋外照明を検知機能搭載のLED技術に刷新する契約を受注したばかり。AT&Tはその事業で接続技術を提供することになっている。

 「AT&Tとの協力を拡大でき光栄だ。当社のデジタル接続網はオープン・プラットフォームで、起業家や学生が参加して未来のスマート都市のアプリケーションを開発できるようになっている」「AT&Tは自治体の事業に携わってきた長い歴史がある」「当社の技術は都市の未来を築くうえで完璧の提携社になれる」と、カレントの最高デジタル責任者ジョン・ゴードン氏は述べた。

http://finance.yahoo.com/news/t-current-powered-ge-strike-070000247.html