Wednesday, July 13, 2016 6:20 PM

ロシアとNATO対立解消せず 対話継続、事故回避提案も

 北大西洋条約機構(NATO)は13日、ブリュッセルで開いたロシアとの共同行動のための意思決定機関、NATOロシア理事会の大使級会合で、今月上旬のNATO首脳会議で決定した東欧での防衛強化策をロシアに説明したが、双方の意見対立は解消しなかった。

 ただ、空軍機による事故を避けるための措置をロシアが提案。NATO側は検討する姿勢を示し、さらに対話を続けることで一致した。

 会合後の記者会見でNATOのストルテンベルグ事務総長は、NATOとロシアの対立の原因となったウクライナ危機をめぐり「深い意見の対立が続いている。今日合意はなかった」と率直に語るとともに、対話の重要性を強調した。(共同)