Wednesday, July 20, 2016 5:45 PM

IOC、24日に緊急理事会 ロシアの五輪参加可否を協議

 世界反ドーピング機関(WADA)の調査チームがロシアの国ぐるみの不正を認定した問題を巡り、国際オリンピック委員会(IOC)がロシア選手団の8月のリオデジャネイロ五輪参加可否を協議するため、電話による緊急理事会を24日に再び開くことが20日、IOC関係者の話で分かった。

 WADAがリオ大会からのロシア選手団の除外を検討するよう勧告したことを受け、IOCは19日にも緊急理事会を開いて処分を協議したが、潔白な選手個人の権利を侵害する可能性があるとして結論を先送りした。

 IOCはロシア選手団の処分を決めるに当たり、国際陸連がロシア陸上チームの五輪参加を禁じた決定に関するスポーツ仲裁裁判所(CAS)の21日の裁定を考慮する必要があるとしている。(共同)