Thursday, July 21, 2016 5:42 PM

NY株、10日ぶり反落 高値警戒売り、77ドル安

 21日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、前日比77.80ドル安の1万8517.23ドルで取引を終え、10営業日ぶりに反落した。前日までの続伸で高値を警戒した売りが広がった。決算が振るわなかった半導体大手のインテルが大きく売り込まれたことも相場の重しとなった。

 幅広い銘柄で構成するSP500種株価指数も7.85ポイント安の2165.17と反落した。ハイテク株主体のナスダック総合指数は16.03ポイント安の5073.90だった。

 ダウ平均の下げ幅は、一時125ドルを超えた。ニューヨーク原油先物相場が反落し、収益悪化懸念で石油株が売られたことに加え、英国の欧州連合(EU)離脱決定に伴う先行き不透明感も根強く「目先の利益を確定する売り注文が広がった」(市場関係者)という。(共同)