Tuesday, July 18, 2017 11:07 AM

シアトルの技術11社、人工知能を日本に売り込み

 ワシントン州シアトルに本社を置く11社の人工知能技術会社は、国外市場での商機を開拓すべく、日本時間18日午後に東京で説明会を開いた。

 エックスコノミー誌によると、今回の訪日は、日本からの大企業群が過去2年間にシアトルを複数回数訪れて、技術や機能、性能、サービスに関して数々のシアトル企業から説明を受けてきた結果として調整された。

 訪日団を調整したのは、ワシントン州商務省と、日本関連事業開発に特化した投資会社イノヴェイション・ファインダース・キャピタル(Innovation Finders Capital)。

 4日間の日程で訪日中の11社の代表団はその費用を自己負担し、電通やデンソー、日本デロイト、ソフトバンクを含む大手や通信サービス業界団体、そのほかの産業界団体にそれぞれの機械学習や自然言語処理、データ解析の技術や機能、応用方法を売り込み、事業機会を模索する。

 会場は、千代田区丸の内にあるスタートアップハブ東京(明治屋嵩山ビル創業ステーション1階)。

 イノヴェイション・ファインダース・キャピタルの創設者トム・サトー氏は、シアトルと日本の取り引きがマイクロソフトやアマゾン、ボーイング、スターバックス、コスコといったシアトル本社の大手らによって昔から良好ながらも、先進技術については日本の産業界がシリコン・バレーばかりを向いていると話し、今後の需要増が確実視される人工知能の分野でシアトル企業と日本の取り引き関係を拡充したいと話している。

 訪日団に参加する11社は、CuraCloud、DefinedCrowd、Empathico、Fastdata.io、IOT World Labs、Management Foresight、MatchboxNoonum、Quantarium、Syntonic、Taqtile。

 サトー氏は、自身の投資会社のフェイスブック・ページ(https://www.facebook.com/permalink.php?id=1728539947466628&story_fbid=1872874113033210)を開設しており、そこに、訪日11社の技術や特徴を簡単に紹介している。