Friday, June 17, 2016 6:21 PM

バチカン、新たに難民到着 シリア人9人受け入れ

 ローマ法王庁(バチカン)とギリシャ政府は17日、新たにバチカンでの受け入れが決まったシリア難民9人が16日、ギリシャからバチカンに到着したと明らかにした。9人はトルコからギリシャ東部レスボス島に渡り、島内の難民キャンプで暮らしていた。

 中東などから欧州に多数の難民・移民が押し寄せる中、ローマ法王フランシスコは寛容な支援を呼び掛けており、4月にレスボス島を訪問した際に計12人を自分の飛行機に乗せて連れ帰った。12人はバチカンの支援を受け、ローマで新たな生活を送っている。

 欧州連合(EU)とトルコは3月、ギリシャへの密航者を原則全員、トルコに送還することで合意。ギリシャ政府によると、これまでにレスボス島などから計468人が送還された。(共同)