Wednesday, November 22, 2017 9:39 AM

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 開発途中で頓挫していたネブラスカ州の風力発電所が、完成に向けてふたたび動き始めた。フェイスブック(Facebook)のデータ・センターがその電力の大半を購入する。

 クリーンテクニカ誌によると、ネブラスカ州ディクソン郡にあるラトルスネイク・クリーク風力発電開発事業の同施設は、当初の開発業者が電力の買い手を見つけられなかったため、2013年に工事を中断していた。

 その事業をエネル・グリーン・パワー・ノース・アメリカ(Enel Green Power North America)が引き継ぎ、施設を完成させることになった。

 4年前との大きな違いは、風力発電のコストが下がったことだ。

 同発電所から電力を購入するのが、約100マイルの距離にあるフェイスブックの新しいデータ・センターだ。約200メガワットの電力需要が生じるとみられ、それを完全にまかなえる、とエネルは説明している。

 エネルは、4億3000万ドルを投じて320メガワットの発電施設を建設する計画。3万2000エイカーの建設用地には100組以上の所有者がおり、施設稼動後の最初の20年間で計上される総額800万ドルの固定資産税が土地所有者らに利点をもたらす。

 ラトルスネイク・クリークは、エネルにとってネブラスカ州で初めての風力発電施設。エネルは今後も同州での再生可能エネルギー発電開発に携わるとみられる。

 米国風力エネルギー協会によると、ネブラスカ州には現在、計1335メガワット(1.335ギガワット)の風力発電所群が設置されており、ギガワット級に達した18番目の州となった。ネブラスカは風力資源が豊富で製造業も盛んだ。

https://cleantechnica.com/2017/11/20/facebook-revives-zombie-wind-power-project-nebraska/