Thursday, January 04, 2018 9:48 AM

AT&T、5Gサービスを2018年中に開始

 AT&Tは3日、次世代の高速無線通信技術規格の5Gを採用した携帯電話サービスを他社に先駆けて2018年中に開始する計画を公表した。

 米4大キャリヤー(携帯電話サービス会社)による5Gへの通信網拡充競争が激しさを増すなか、AT&TはベライゾンやTモバイル、スプリントに先行することで加入者の獲得と維持を強化し、増収増益の機会拡大を図る。

 ブルームバーグによると、4大キャリヤーは限定地域において5G通信の試験運用を2017年から実施しているが、AT&Tは、かぎられた基地局間で信号を飛ばすこれまでの試験と違って、米国内12以上の都市で5Gサービスを数ヵ月以内をめどに商業化する計画。詳細は発表されていない。

 5G規格は、仮想現実や4K動画、自動運転車向けといった高性能の大容量無線通信を可能にすることから、高付加価値の新たな商機をキャリヤーにもたらすと見込まれる。

 AT&T以外の3社も試験運用を2017年から進めているが、商業化の時期についてはまだ明言していない。

 AT&Tは、米国内23都市で5Gの基礎構築を終えたと説明している。

https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-01-04/at-t-plans-to-offer-mobile-5g-wireless-phone-service-this-year