Friday, February 16, 2018 11:23 AM

プーチン選対にTV局幹部 マスコミ統制し世論誘導

 3月18日のロシア大統領選に向け、候補者のテレビ・新聞広告が2月17日に解禁。通算4選を狙うプーチン大統領は、選対本部に国営テレビ局幹部を登用し、統制下のマスコミを活用して世論を巧妙に誘導している。

 「プーチン大統領に恵まれロシアは幸運だ。選対入りの誘いにはすぐに同意した」。モスクワの選対本部でメディア対応を取り仕切るコンドラショフ氏(44)が力を込めた。

 本職は国営テレビのニュース番組の責任者。選挙法に抵触しないよう、70日間テレビ局を休職した。政権と報道機関の癒着を悪びれる様子はない。(共同)