Tuesday, February 20, 2018 11:27 AM

米戦闘機、燃料タンク投棄 青森の湖、シジミ漁船操業

 20日午前8時40分ごろ、米軍三沢基地(青森県)所属のF16戦闘機が離陸直後にエンジン火災を起こし、基地近くにある小川原湖(同県東北町)に燃料タンク2個を投棄した。同機は離陸の3分後に三沢基地に引き返して着陸した。湖ではシジミ漁の船約10隻が操業していたが、けが人はいなかった。政府は安全管理の徹底と原因究明、再発防止を講じるよう米側に申し入れた。

 小川原湖の地元漁師によると、燃料タンクとみられる物体がシジミ漁の船から約400メートルの距離に落下し、15メートルほどの水しぶきが上がった。

 安倍晋三首相は衆院予算委員会で「地域住民の安全確保は大前提だ。米側に安全管理の徹底と原因究明、再発防止を強く求める」と述べた。防衛省東北防衛局長が米軍三沢基地司令に安全管理の徹底などを申し入れた。(共同)