Wednesday, February 28, 2018 10:57 AM

大リーグ選手会が不服申し立て MLBに消極強化4球団を

 大リーグ選手会は大リーグ機構(MLB)に対し、マーリンズ、アスレチックス、パイレーツ、レイズの4球団が所得分配金をチーム強化のために使用していないとして不服を申し立てたと27日、AP通信が報じた。

 今オフ、元ヤンキース主将のジーター氏が最高経営責任者(CEO)に就任したマーリンズは、昨季のナ・リーグ最優秀選手のスタントンら主力を次々とトレードで放出した。パイレーツもエースのコールらをトレードするなど4球団は昨季の年俸総額が高くないにもかかわらず、補強に消極的とされる。MLBは「申し立てを受けたが、メリットはないと思っている」との声明を出した。

 メジャーでは資金力が潤沢な球団から乏しい球団に収入の一部を回す所得分配制度が導入されている。労使協定には所得分配金を戦力アップに使わなければならないとの規定がある。(共同)