Monday, March 12, 2018 12:37 PM

米国への旅行者減少 業界「トランプ氏のせい」

 米国を旅行先に選ぶ外国人が減少している。観光業界では、トランプ大統領が掲げるメキシコ国境の壁建設やイスラム圏からの入国規制といった排他的な政策で、旅行者の足が遠のいたとの見方が強く、「トランプ・スランプ」という言葉がすっかり定着した。

 米商務省によると、米国への旅行者数はリーマン・ショックが影響した2009年に前年比5.0%減の5510万人となり、その後は拡大。15年には7746万人に達した。

 しかし、トランプ氏が大統領選で勝利した16年は2.1%減と7年ぶりに減少。17年1〜8月は減少率が拡大し、前年同期比3.6%減の4882万人にとどまった。(共同)