Wednesday, March 21, 2018 11:27 AM

中国海警、軍事組織化へ 尖閣・南シナ海で連携か

 中国海警局の部隊が武装警察の傘下に入ることが決まった。武装警察は党中央軍事委員会の指揮系統下にあり、海警局部隊の軍事組織化が進む。沖縄県・尖閣諸島周辺や南シナ海での海洋警備を巡り中国海軍と海警の連携強化につながる可能性があり、日本を含む周辺国・地域の警戒感が強まりそうだ。

 国営通信、新華社が21日、共産党の重要会議で決まった党と国家の機構改革案全文を配信した。

 改革案によると、外交や経済を統括する党の「指導グループ」をそれぞれ「委員会」に事実上格上げし、党が重要政策を指導する体制を強化。各委員会のトップは習近平党総書記(国家主席)が務めるとみられ、習氏への権力集中が制度面でも進みそうだ。(共同)