Thursday, March 29, 2018 10:37 AM
実験用軽水炉、試験運用か 北朝鮮、情報企業が分析
国際軍事情報企業IHSジェーンズは28日までに、2月25日撮影の衛星写真に基づき、北朝鮮が寧辺にある実験用軽水炉を試験運用している兆候があるとの分析を公表した。衛星写真には、実験用軽水炉から外部に出ているとみられる気体が写っていた。ジェーンズはこうした活動が観測されるのは初めてとしている。
このままいけば、今年後半から来年にかけて稼働可能になるという。実験用軽水炉は、ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」が最近、稼働が続いている形跡がみられると分析した黒鉛減速炉(原子炉)のそばにある。
ジェーンズによると、実験用軽水炉の構造体は2013年に完成。発電に適した仕様になっているが、核兵器に利用できるプルトニウム生産など軍事転用が可能という。(共同)
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