Thursday, March 29, 2018 10:37 AM

トランプ氏、銃保有権擁護 元最高裁判事に反論

 トランプ大統領は28日、国民の銃保有の権利を認める合衆国憲法修正第2条を擁護する立場を強調した。米社会で相次ぐ銃犯罪を受けて規制強化を求める世論が高まりを見せる中、スティーブンズ元連邦最高裁判事は28日付ニューヨーク・タイムズ紙への寄稿で、修正第2条の撤廃を訴えた。

 トランプ氏は、撤廃は「あり得ない」とツイッターでスティーブンズ氏に反論した。大統領選で、銃規制に反対する有力団体の全米ライフル協会(NRA)から献金を受けたトランプ氏は、修正第2条支持を、これまでも表明してきた。

 スティーブンズ氏は、銃規制強化を求めて24日に全米で実施された大規模デモを評価し、デモ参加者は一部銃器の販売禁止や銃購入可能な年齢の引き上げではなく、修正第2条の廃止を求めるべきだと主張した。(共同)