Monday, April 09, 2018 12:19 PM

国連安保理、緊急会合へ シリア、化学兵器を再否定

 シリア首都ダマスカス近郊にある反体制派の主要拠点、東グータ地区ドゥーマで、塩素ガス弾とみられる化学兵器が使用された疑いを巡り、国連安全保障理事会は8日、緊急会合を9日に開催する方向で調整に入った。

 国営シリア・アラブ通信によると、シリア政府関係者は8日、疑いを改めて否定、内戦下で再三化学兵器を使用したと指摘する主張は「退屈で説得力のない壊れたレコード」のようだと反論した。

 トルコ外務省は8日、過去の経緯から、アサド政権軍は化学兵器を使用したとの「強い疑い」があると厳しく批判した。ロイター通信によると、米政府は8日、化学兵器が使用されたとの見方を固めた。詳細は依然調査中としている。(共同)