Wednesday, April 11, 2018 11:19 AM

証券、生保の外資規制緩和〜中国、3年で上限撤廃

 中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は11日、金融市場における外資企業の参入規制を緩和し、証券と生命保険は数カ月以内に外資企業が出資できる上限を51%に引き上げ、3年以内に上限を撤廃して全額出資を認める方針を明らかにした。生保については、従来公表していたスケジュールよりも規制緩和の時期を前倒しした。

 米中通商摩擦が激化する中、米国が求めていた金融市場の開放を加速し、摩擦緩和を図る狙いとみられる。

 中国海南省で開かれている「博鰲アジアフォーラム」年次総会で発言した。現在は外資企業が出資できる上限は証券が49%、保険は50%に抑えられている。(共同)