Wednesday, April 18, 2018 12:10 PM
サリン確証なくシリア攻撃 米報道、試料採取できず
CNNテレビは17日、シリアの首都ダマスカス近郊での化学兵器使用疑惑について、猛毒サリンが使われたとの確証を得られないまま米国が英国、フランスと共にシリア攻撃に踏み切ったと報じた。米国は現場から直接、試料を採取できていないという。複数の情報当局者の話としている。
米英仏はシリア時間の14日にミサイル攻撃を実施。米政府高官は被害者の症状に基づきサリンや塩素が使われたと判断したと説明していたが、サリン使用については必要な試料が欠如していた可能性がある。
当局者はCNNに、塩素の使用が確実視され、攻撃現場でアサド政権側のヘリコプターが目撃されたとの証言などから、政権による化学兵器使用を断定し、攻撃を決断するのに十分な根拠があったと強調した。(共同)
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