Wednesday, April 18, 2018 12:12 PM

観光版ダボス会議が開幕 排外主義乗り越え議論

 世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)年次総会が18日、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開幕した。日本を含めた世界の旅行・観光産業の首脳らが集まり、スイス・ダボスで開かれる会議になぞらえて「観光版ダボス会議」と呼ばれる。

 「私たちの人々、世界、未来」をテーマに議論する。米英仏のシリア攻撃や、トランプ大統領がイスラム圏からの入国規制といった排外主義的な政策を打ち出すなど旅行・観光産業が直面する懸念材料を乗り越え、一段と発展するための道筋を模索する。

 日本政府観光局などは18日、会場内で記者会見を開いて訪日旅行の魅力をアピール。東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年に訪日外国人旅行者数4000万人の政府目標に向け、南米からの呼び込みも強化する。(共同)