Friday, April 20, 2018 11:15 AM

観光版ダボス会議閉幕 トランプ政権に批判相次ぐ

 世界の旅行・観光産業の首脳らが集まり、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開かれた世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)年次総会が19日、2日間の日程を終えて閉幕した。「観光版ダボス会議」と呼ばれ、今回で18回目。

 イスラム圏からの入国制限など排外的な政策を打ち出すトランプ米大統領に対し「旅行業界にとって大きな問題だ」などと批判する声が相次いだ。

 元メキシコ観光相のゲバラWTTC最高経営責任者(CEO)は、旅行業界が昨年、世界全体の国内総生産(GDP)の10.4%を占めたと指摘。「観光業は黄金期を迎えており、われわれは世界をより良くするのに貢献する」と訴えた。(共同)