Wednesday, April 25, 2018 11:24 AM

若者救済措置、継続を 米地裁、申請受け入れ命令

 首都ワシントンの連邦地裁は24日、子供の時に親に連れられて不法入国した若者の強制送還を猶予する救済措置「DACA」の打ち切りを決めたトランプ政権に対し、措置を継続し新規申請も受け入れるよう命じる判断を示した。

 90日以内に政府が打ち切りの十分な論拠を提示できなければ、DACAを継続する必要があるとしている。ワシントン・ポスト紙電子版によると、DACA撤廃を巡る訴訟で、新規受け入れを命じる判断は初めて。

 トランプ政権は昨年9月、オバマ前政権が導入したDACAは行政権限を越える違憲行為だとして、今年3月の打ち切りを表明。しかし連邦地裁は、政権は打ち切りの根拠を示しておらず「恣意的」だと指摘した。(共同)