Wednesday, April 25, 2018 11:25 AM
金利上昇、景気に冷や水も 米で3%、世界に広がり
住宅ローンや銀行の企業向け貸し出しなどに影響する米長期金利が上昇し、24日は指標の10年物国債の利回りが一時、約4年3カ月ぶりに3%台をつけた。企業の金利負担増への懸念で米国株は急落。原油高で物価上昇が強まるとの観測や好調な経済活動も背景に、長期金利は欧州やアジアなど世界的に上昇基調で、景気に冷や水を浴びせる可能性が浮上している。
日米の金利差拡大が意識され、24日の外国為替市場では一時、約2カ月半ぶりの円安ドル高水準となる1ドル=109円台前半をつけ、25日の日経平均株価も下落するなど影響が広がった。
米長期金利は24日、一時3%台へ上昇。一般的に、長期金利は景気が過熱すると上がり、経済活動を抑制する方向に働く。好調な米経済の実態を反映した上昇なら通常の動きと言えるが、今回は大型減税のための米国債の大増発懸念といった要因も大きい。(共同)
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