Wednesday, April 25, 2018 11:25 AM

米ヤフー、罰金3500万ドル 情報流出公表せず

 米証券取引委員会(SEC)は24日、検索大手ヤフーの利用者5億人分の個人情報が流出した事件に絡み、適切な公表を行わなかったとして、3500万ドル(約38億円)の罰金を支払うことでヤフー側が合意したと発表した。

 ヤフーは2014年にロシアのハッカーに利用者の名前や電子メール、住所などを盗まれたことを把握していたが、詳細を調査せず、投資家にも開示しなかった。

 この問題は、通信大手ベライゾン・コミュニケーションズが16年、米ヤフーの検索など中核部門を買収する過程で明らかになった。中核事業売却後のヤフーは社名を「アルタバ」に変え、投資会社となった。ヤフー日本法人はヤフーブランドで事業を継続している。(共同)