Friday, April 27, 2018 9:42 AM

トヨタ、欧州HV販売が好調〜1Qは前年比18%増

 トヨタモーター・ヨーロッパ(ヨハン・ファン・ゼイル社長兼CEO)18年1〜3月期の欧州ハイブリッド車(HV)販売台数は、前年同期比18%増の12万5400台だった。HVはトヨタの欧州販売の約45%を占める。小型SUVのC-HRは、販売の約80%をHV版が占めた。

 ブランド別の内訳は、トヨタが11万3100台、レクサスが1万2400台だった。

 車種別ではHV版「ヤリス」(3万3400台)がトップで、同「C-HR」(2万9900台)、「オーリス」(2万4900台)と続いた。

 トヨタは、HV販売の好調で内燃エンジン(ICE)車からの移行に自信を強めており、18年に欧州におけるディーゼルエンジンの乗用車販売を停止すると発表している。欧州の乗用車販売のうち、HVの割合はすでに15年にディーゼル車に並び、以降はHV販売がディーゼル車を大きく上回っている。

 商用車では、トルクや積載量などの問題が残るため、最新のディーゼル技術の提供を続ける。

 トヨタは現在、16モデルでHVを提供しているが、今後さらに増やす予定で、レクサス部門ではすでにほとんどのモデルでHV版を提供している。