Friday, April 27, 2018 10:49 AM

黒人拒んだオーナー名消滅 レッドソックス本拠地近くの通り

 大リーグ、レッドソックスの元オーナーで1940、50年代に黒人選手と契約を結ぶことを拒否した故トム・ヤーキー氏の名前が本拠地球場フェンウェイ・パーク近隣の通りから消滅することが決まったと26日、複数の米メディアが報じた。地元ボストンの改善委員会が球団の要請を全会一致で承認した。

 AP通信によると、33〜76年にオーナーを務めたヤーキー氏は差別主義者で知られた。76年に亡くなったのを受け、球場近くの「ジャージー通り」の一部に同氏の名が付けられていた。

 レッドソックスでは、メジャー初の黒人選手のジャッキー・ロビンソンがブルックリン・ドジャース(当時)でデビューしてから12年後の59年、全球団で最後に黒人選手が所属した。(共同)