Friday, April 27, 2018 10:52 AM

米、評価も警戒緩めず 情勢安定化へ中露期待

 朝鮮半島の非核化目標を確認した27日の南北首脳会談について、米国は評価しつつも、北朝鮮の真意を注視し警戒を緩めていない。中国やロシアは情勢安定化の加速を期待する姿勢を表明、欧州諸国などからは非核化への具体的措置を求める声も相次いだ。

 トランプ米大統領は27日「歴史的な会談」だと評価し「朝鮮戦争は終わる! 米国と偉大な米国民全員は、韓国で今起きていることを誇りに思うべきだ」とツイートした。米国では中央情報局(CIA)長官を務めたポンペオ氏が新国務長官に正式に就任、米朝首脳会談の実現に向けて調整が活発化する見通しだ。

 一方で米政権は、北朝鮮側が示す「非核化」の真意を注視する。トランプ氏は26日「われわれは譲歩しないし、譲歩するつもりもない」と強気の姿勢を強調した。(共同)