Friday, May 04, 2018 12:42 PM
認知症の原因物質減少 ゲノム編集で、薬開発期待
特定の遺伝子領域が失われると、アルツハイマー病の原因物質が蓄積しにくくなることが分かったと理化学研究所のチームが、4日付の英科学誌に発表した。遺伝子を自由に改変できるゲノム編集技術を使ったマウスの実験で発見した。
理研の西道隆臣チームリーダー(神経科学)は「特定の遺伝子の働きを抑える『核酸医薬』によって、アルツハイマー病の発症を予防できる可能性がある」と話している。
アルツハイマー病は、アミロイドベータという老廃物が脳に蓄積し、神経細胞が死滅することが原因で発症するとされる。(共同)
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