Thursday, May 10, 2018 11:24 AM
医療ビッグデータ集約へ 5000万人規模、研究に活用
病気の治療内容といった個人の医療情報を匿名に加工して集約し、製薬企業や研究機関に提供する新たな仕組みが動きだす。こうした医療ビッグデータの活用方法を規定した「次世代医療基盤法」が11日、施行された。データ活用で新薬などの研究開発を促すのが狙いだ。情報漏えいの懸念もあるため、初診時に書面で患者に情報提供の同意を求め、情報の匿名化は国が認定する事業者に限定する。
全国の病院や診療所、薬局が個別に管理する患者の膨大な情報を集めて分析することで、新しい治療法や新薬、医療機器の開発につながると期待されている。国は将来的に年間5千万人規模の情報収集を目指す。
活用例としては、歯周病と糖尿病の関連性を分析し、治療に生かすことなどが考えられる。(共同)
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