Thursday, May 17, 2018 10:40 AM

日大回答に疑念、究明要求 関学大不満「信頼は崩壊」

 アメリカンフットボールの定期戦で日本大の選手の悪質な反則行為により選手が負傷した問題で、関西学院大アメフット部は17日、兵庫県西宮市内で記者会見し、日大の内田正人監督(62)が意図的な乱暴行為を選手に指示したことを否定する日大の回答に疑念と不満を表明、改めて真相究明を求めた。関学大の小野宏ディレクター(57)は「信頼関係は完全に崩壊している」と非難した。

 関学大は日大の内田監督らによる負傷選手への直接の謝罪も要求。日大側が24日をめどとした再回答の内容次第では、来年度の定期戦を取りやめる意向を明らかにした。

 記者会見を受けて日大アメフット部は17日、近日中に内田監督ら責任者が負傷した関学大の選手や保護者を訪れて謝罪する予定と明らかにした。反則を犯した日大の選手を含む関係者全員からの聞き取りが完了しておらず、早急に作業を進めるとした。(共同)