Friday, May 25, 2018 11:19 AM

緊急ブレーキ作動せず ウーバーの自動運転車事故

 アリゾナ州で3月に起きた配車大手ウーバー・テクノロジーズの自動運転車が歩行者をはねた死亡事故を巡り、米運輸安全委員会(NTSB)は24日、自動運転システムが歩行者を検知して緊急ブレーキが必要だと判断したものの、緊急ブレーキが作動しないように設定されていたとの初期報告書を公表した。

 作動しないように設定したのは、走行試験中に車が不規則な動きをしないようにする目的があったという。

 この事故は3月18日夜に発生。走行試験中の自動運転車が横断歩道ではないところを自転車を押して歩いていた女性をはねた。自動運転車の試験中に歩行者が死亡した初めての事故として注目を集めた。(共同)