Tuesday, May 29, 2018 11:23 AM

働き方法案、採決先送り 31日へ、野党反発に配慮

 政府、与党は29日、安倍政権が今国会の最重要法案に掲げる働き方改革関連法案について、同日午後に予定していた衆院本会議採決を31日へ先送りした。野党が与党の採決方針に反発したことに配慮した。30日に衆院厚生労働委員会で質疑を実施する。政府、与党が6月20日に会期末を迎える今国会を延長する方針を固めたことで、法案成立の公算が大きくなった。

 参院本会議での審議入りは来月1日以降になる。与党は当初、29日の衆院本会議で可決し、翌日の参院本会議で審議入りの日程を描いていた。1日か4日の参院本会議で審議入りさせる構え。

 参院の審議時間は国会の慣例で衆院の8割が相場とされ、与党は24時間程度が必要と考えている。5日の参院厚生労働委員会で実質審議入りすれば、条件を満たすと見込む。(共同)