Thursday, May 31, 2018 11:16 AM

福島の復興、世界に発信 NYテロ跡地で知事

 福島県の内堀雅雄知事は30日、米中枢同時テロで崩壊したニューヨークのビル跡地に建設された「ワン・ワールド・トレード・センター」で記者会見を開いた。東日本大震災からの復興状況を説明し「7年間私たちが続けてきた努力が形になり、復興が前に進んだ」と述べた。

 悲劇からの復興の象徴でもある同センターで取り組みを発信し、国際社会に福島の魅力をアピールする狙いがある。

 内堀氏は福島県内の97%の地域で東京電力福島第1原発事故に伴う除染作業が完了したと指摘し「県内の都市の放射線量は世界の主要な都市と同じレベルになっている」と強調した。県内の避難区域の面積もピーク時の12%から3%に減少したと語った。(共同)