Thursday, May 31, 2018 11:16 AM

資源や交通分野も開放検討 中国、外資の投資規制緩和

 中国商務省の高峰報道官は31日の記者会見で、資源やインフラ、交通運輸などの分野で、外国企業が中国市場に参入する上での投資規制の緩和を検討していることを明らかにした。6月30日までに詳細を公表するという。

 中国は既に金融や自動車分野の参入規制の緩和策を発表しているが、より幅広い分野で対外開放を進める方針という。米国との貿易摩擦を緩和させる狙いもありそうだ。

 また米国が知的財産権侵害を理由とした追加関税措置の詳細な対象品目を近く公表する方針を示したことについては「貿易摩擦がエスカレートすることは望んでいない」と強調。その上で「われわれには人民の利益と国家の核心的利益を守る自信も能力もある」と述べ、あらためて米国をけん制した。(共同)