Wednesday, June 06, 2018 11:02 AM
監視強化、寮にセンサー 開放施設脱走受け法務省
塀のない開放的矯正施設の松山刑務所大井造船作業場(愛媛県今治市)から受刑者が脱走した事件を受け、法務省の検討委員会は6日、対応策を大筋でまとめた。受刑者が寝泊まりする寮にセンサーを設置して監視を強化するとともに、面接などで心情把握に努めるのが柱で、作業場は存続させる。
衛星利用測位システム(GPS)を使った装置を受刑者に付ける案も出たが「受刑者への信頼を前提に、普通の生活に近い処遇で社会への適応力を育成する」という開放的施設の意義と相いれないとして見送った。
対応策によると、寮の外壁に赤外線センサー、周辺にセンサー付きカメラを設置し、寮の出入り口には電子錠を導入。寮の窓を人が通り抜けられない幅にした上で、ガラスを割れにくくする防犯フィルムを貼る。(共同)
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