Monday, June 11, 2018 10:23 AM

W杯でナイキ靴履けず? イラン代表に米制裁波及

 トランプ政権が表明したイラン核合意離脱と制裁再発動のあおりを受け、サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で、イラン代表選手がスポーツ用品大手ナイキのサッカーシューズを履いてプレーできなくなる可能性が浮上している。米国とイランのメディアが11日までに報じた。

 米国の核合意離脱表明を巡っては、既に制裁を恐れる世界各国の企業に混乱が波及しており、国際政治の緊張がサッカーの祭典にも影を落とした形だ。

 ナイキは米制裁の再発動を理由に「米企業として、今回はイラン代表にシューズを提供することはできない」と表明。詳しい説明はなされていないが、制裁対象になることで企業活動に支障が出るリスクを懸念したとみられる。(共同)