Monday, June 18, 2018 11:07 AM

ロシア、宿と航空券高騰 W杯開催、対策に限界

 サッカーのワールドカップ(W杯)が14日に開幕したロシアで、宿泊施設や航空券の料金が高騰している。ロシアのイメージアップを狙うプーチン大統領は、便乗値上げを図ったホテルに罰金を科すなどの対策を指示してきたが、各国から押し寄せるファンや関係者の需要に供給が追いつかず、効果は限定的だ。

 プーチン氏は「最大限、快適な滞在を保証する」と約束し、各国のファンに開催11都市の公共交通機関を無料開放した。だが、来訪者は滞在先や航空券の確保に四苦八苦しているのが実情だ。

 中でも最悪なのが、19日に日本代表の初戦コロンビア戦の舞台となるサランスク。人口約31万人の市内のホテルはすぐ満室に。残る選択肢はアパートの民泊だが、19日前後は価格が桁違いに跳ね上がり、1泊5万円相当を超える。航空券も数倍に値上がりした。(共同)