Wednesday, June 27, 2018 10:36 AM
医療用麻薬乱用が深刻化 国連、まん延の恐れ警告
国連薬物犯罪事務所(UNODC)は26日、主にケシを原料とし、鎮痛作用のあるオピオイド(医療用麻薬)などについて、医療目的外での乱用が大きな脅威になりつつあるとの報告書をまとめた。フェンタニルなど作用が強力な合成オピオイドがまん延する恐れもあると警告した。
報告書は麻薬の使用により、治療が必要なレベルの障害を抱える人は3100万人に上ると指摘。麻薬の製造も急増しており、対策強化へ国際社会の協調を呼び掛けた。
ケシを原料とするアヘンの製造は2017年、前年比65%増の推定1万500トンに上り、過去最悪規模となった。世界のケシ栽培面積の75%以上を占めるアフガニスタンの政情不安定化が背景にあると分析した。(共同)
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