Thursday, June 28, 2018 12:30 PM

ヘルシンキで米露首脳会談 7月16日、関係改善目指す

 米露両政府は28日、トランプ大統領とプーチン大統領が7月16日にフィンランドの首都ヘルシンキで首脳会談を開催すると発表した。ウクライナやシリア情勢を巡る対立や、2016年の米大統領選介入疑惑などで、冷え込む米ロ関係の改善を目指す。両首脳の正式な会談は昨年7月のドイツ・ハンブルク以来。

 トランプ氏は7月11、12日にブリュッセルで開かれる北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席する予定。ロシアを脅威と見なすNATO諸国の間では、トランプ氏がプーチン氏との会談をきっかけに対ロシア融和姿勢を強めるのではないかとの懸念もある。

 プーチン氏は6月27日にモスクワで米国のボルトン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)と会談し「ロシアは米国との対立を望んだことはない」と強調した。トランプ氏もホワイトハウスで記者団に「(首脳会談で)前向きな結果を出せるかもしれない」と関係修復に意欲を示した。(共同)