Monday, July 02, 2018 12:36 PM

比、式典中に市長射殺 麻薬犯罪で逆恨みか

 フィリピン警察は2日、首都マニラ南郊タナウアン市のハリリ市長が同日朝の式典中、射殺されたと明らかにした。ハリリ氏は2016年、見せしめのために麻薬犯罪容疑者らに市内を歩かせたことがあり、警察は逆恨みの可能性もあるとみて調べている。

 警察によると、国旗掲揚式典が市庁舎前で開かれ、ハリリ氏や職員ら100人以上が出席していた。国歌斉唱の際にハリリ氏は胸を1発撃たれ間もなく死亡した。

 ハリリ氏は、強権的な麻薬犯罪対策を進めるドゥテルテ大統領支持を公言。麻薬犯罪容疑者を歩かせたときには「私は麻薬の密売人です」などと書かれた厚紙を持たせ、物議を醸した。(共同)