Monday, July 02, 2018 12:36 PM

新大統領に対米強硬左派 メキシコ、既成政党以外初

 メキシコ大統領選が1日投開票され、トランプ大統領への強硬姿勢を取る新興左派野党、国家再生運動(MORENA)のロペスオブラドール元メキシコ市長(64)が当選を確実にした。選挙管理当局の集計や地元メディアが報じた出口調査によると、同氏が他候補を大きくリード。ロペスオブラドール氏は1日、「今日はメキシコにとって歴史的な日だ」と述べ、勝利宣言した。

 ロペスオブラドール氏の当選は、トランプ政権との間の不法移民問題や北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉協議などに影響を与えそうだ。

 メキシコでは約90年にわたり、与党制度的革命党(PRI)と野党中道右派、国民行動党(PAN)の既成政党以外から大統領が選ばれたことはなく、米国の隣国で初めての新興左派政権が誕生する。(共同)