Tuesday, June 14, 2016 5:06 PM

パリ郊外、警官ら2人殺害〜「イスラム国」声明に呼応

 パリ郊外の住宅街で13日夜、刃物を持った男が警察幹部(42)の自宅前で幹部を刺殺し、同居する妻の警察職員(36)と男児(3)を人質に幹部宅に立てこもった。男は妻を殺害、突入した警察の特殊部隊に射殺された。男児は無事に保護された。

 フランス検察当局者は14日、記者会見し、過激派組織「イスラム国」(IS)がラマダン(断食月)に合わせてテロの実行を呼び掛けた声明に呼応したとの見方を示した。

 射殺された男はパリ郊外イブリーヌ県出身のラロッシ・アバラ容疑者(25)で、家族はモロッコ系移民という。テロに関与した疑いがあるとみて、27〜44歳の男3人の身柄を拘束したことも明らかにした。(共同)