Friday, July 06, 2018 11:11 AM

死者3人、安否不明12人 8府県に大雨特別警報

 東日本から西日本の広い範囲で大雨が降り、各地で土砂災害などが相次いだ。大雨による死者は5日以降で3人、心肺停止の人が1人、安否不明者の情報は12人になった。広島県では他に複数が生き埋めになったとの情報があり、警察や消防が確認を急いでいる。けが人や住宅の被害も相次いだ。

 気象庁は6日、京都、兵庫、鳥取、岡山、広島、福岡、佐賀、長崎の8府県に大雨の特別警報を出し、土砂災害の発生に最大級の警戒を呼び掛けた。8府県で特別警報が同時に出るのは2013年8月の運用開始以来最多。

 気象庁によると、南から暖かく湿った空気が流れ込み、前線の活動が活発化。大気の状態が非常に不安定になっている。8日にかけて広い範囲で大雨になり、特に7日にかけては雷を伴った1時間に80ミリの猛烈な雨が降る地域もありそうだ。雨雲の動き次第では今後、近畿でも特別警報が出る可能性がある。(共同)