Tuesday, July 10, 2018 10:55 AM

非核化作業部会は米側のみ 北朝鮮と隔たり反映

 米国務省のナウアート報道官は9日、6月の米朝首脳会談の共同声明に基づき北朝鮮の非核化を実現するための作業部会について、国務省内に設置したと説明した。当初、米朝間で設置したと表明していたが、米政府内の作業部会にとどまるとみられる。非核化の進め方を巡る米朝間の隔たりを反映している可能性がある。

 共同通信の取材に答えた。迅速な非核化を主張する米側と、段階的な措置を求める北朝鮮の立場は食い違ったままで、米朝合同の作業部会設置に北朝鮮側が同意しなかった可能性がある。

 ポンペオ国務長官の訪朝に同行したナウアート氏は7日、平壌で記者団に、非核化の履行、検証などのため米朝が複数の作業部会を設置したと説明した。(共同)