Wednesday, July 11, 2018 11:24 AM

米、イラン原油禁輸除外も 国務長官、強硬姿勢軟化

 ポンペオ米国務長官は10日、イラン産原油の輸入を続けた場合に適用する経済制裁について、一部の国の除外を検討する考えを表明した。米国はこれまでイラン産原油の輸入停止を各国に求め、例外を認めない姿勢を示していたが、主要輸入国の中国やトルコが拒否しており、姿勢を軟化させた。

 アラブ首長国連邦(UAE)で中東のテレビ局スカイニューズ・アラビアのインタビューに答えた。具体的な対象国は明言しなかった。

 日本は原油輸入の5%程度をイラン産に頼っている。政府内では「除外の対象になれば(調達先を分散する)エネルギー安全保障の観点から前向きな話だ」(関係者)との受け止めが広がった。(共同)