Thursday, July 12, 2018 10:51 AM

死者200人、不明60人超 15府県で7000人なお避難

 西日本豪雨で警察庁は12日、被災地での死者が14府県200人に上ったと発表した。共同通信のまとめでは、広島、岡山両県を中心に60人超が安否不明。15府県で約7000人がなお避難を余儀なくされている。近畿から九州まで広範囲に大雨特別警報が出されてから13日で1週間。土砂崩れや河川氾濫の被害を受けた地域ではインフラの復旧が進まず、生活再建のめどは立たない。

 死者・不明者が299人に上った1982年の長崎大水害以降、最悪の豪雨被害となった。総務省消防庁によると、避難指示・勧告対象は最大で23府県、約863万人に及んだ。7日に19府県で4万2000人を超えた避難者は12日正午時点で、15府県で7085人。

 被災地では警察や自衛隊、消防、海上保安庁が7万人以上の態勢で不明者捜索や救援活動を継続。気象庁は、被害が大きい中国・四国地方の各地で週末にかけて厳しい暑さが続くとして、熱中症予防や体調管理を呼び掛けている。(共同)