Friday, July 13, 2018 12:08 PM

15日に遺骨返還協議 北朝鮮が米側に提案

 米国務省のナウアート報道官は12日、朝鮮戦争(1950〜53年)で死亡した米兵の遺骨返還を巡る米朝協議を15日に開催することを北朝鮮が提案したことを明かした上で、提案を受け入れる方針を示した。当初、南北軍事境界線のある板門店で12日に予定されていたが、北朝鮮の代表団が現れなかった。

 ナウアート氏は声明で、15日開催について「私たちは用意できる」と説明。戦没米兵の遺骨収集に関する協力で合意した6月の米朝首脳会談に基づき、返還の方法や日程を話し合う見通しだ。

 韓国の聯合ニュースは12日、米軍が主導する在韓国連軍司令部に対し、将官級に格上げして米朝協議を行うことを北朝鮮側が提案したと報道。北朝鮮は2013年に一方的に遮断していた在韓国連軍司令部との直通電話を12日に再開させた上で、同日の協議開催は準備不足で困難と説明した。(共同)