Tuesday, July 17, 2018 11:33 AM

トランプ氏の対ロシア姿勢弱腰 米有力議員の非難相次ぐ

 フィンランドで行われた米露首脳会談について、米与野党の有力議員らは16日、トランプ大統領の対ロシア姿勢が弱腰だと相次いで非難した。2016年米大統領選にロシアが介入した疑惑を強く追及しなかったことを特に問題視、11月の中間選挙にロシアが再び介入することを懸念した。

 米メディアによると、与党共和党では重鎮グラム上院議員が「大統領はロシアに選挙介入の責任を取らせ、今後の選挙に関して警告する機会を逃した」と指摘。トランプ氏の姿勢はロシアから「米国の弱さの表れ」と見なされると述べた。

 コーカー上院外交委員長も、ロシアには米国が「かも」に見えただろうと憂慮。病気療養中のマケイン上院議員は声明で「会談が悲劇的な過ちだったことは明白」とし、共同記者会見での態度を「大統領による最も恥ずべき行いの一つ」と酷評した。(共同)